会話が続く!リアル旅会話 9月度
WEEK2:英語のリズム ✈[英文のリズム]
📝 Listening Quiz ①
ー 文の強勢 ー
文中においても、強勢の置かれる単語と、強勢の置かれない単語が あります。 強勢が置かれるのは[名詞・形容詞・動詞]など、文の意味にとって重要な単語が多く、これらの単語やその一部ははっきり発音 されます。一方で、 文法的な役割を持つ単語、 例えば[冠詞・前置詞]などは弱く発音される傾向があり、文中では特に聞き取りにくいです。 今回はこのような強勢の置かれない単語が弱く発音されたとき、 実際にどのように聞こえるのかを見ていきましょう。
〖ドラマの内容自転車レンタル店で、桟橋までの行き方を教わる〗
海沿いの街、サンタモニカに来たサマー先生。自転車に乗って桟橋まで行こうと思っています。開放的な雰囲気を味わえそうですね。自転車レンタル店の店員さんに桟橋までの行き方を尋ねてみましょう。
Summer:The pier’s down there too, right?
➡:桟橋も向こうの方なんですよね?
Staff:Uh…So the pier… Once you get onto the beach track, you can take a left and that’ll bring you down to the pier.
➡:桟橋は… ビーチ沿いの歩道に出て、左に曲がれば桟橋まで行けますよ。
🔖 Listening Quiz Point ①
Once you get onto the beach track, you can take a left and that’ll bring you down to the pier.
➡:ビーチ沿いの道に出たら、左に曲がってください。そうすると桟橋まで行けますよ。
🔍 Listening Quiz Point ① 解説
once you get ~ で「~したら」ということです。once は when や if のように「~したら/~した時に」と似たような意味で使えますが、ニュアンス的には「(1度でも)〜さえすれば」となります。後ろに you can「~できますよ」と続けることで「(1度でも)~さえすれば、 〜することができますよ」 というフレーズとして使っています。
that'll bring you down to the pier で「桟橋のほうまで行けますよ」という意味です。that'll は that will を省略した形です。that'll bring you ~ で「それで〜に行けますよ」down to the pier で 「桟橋の方まで」 ということです。
onto the beach track :ビーチ沿いの道に
onto:~の上に/~の方に向けられて
beach track:ビーチ沿いのサイクリングロード/ビーチへの小道
track には「小道/足跡」という意味があります。
take a left:左に曲がる
口語で非常によく使われる道案内の表現。 turn left と ほぼ同じだが、 より口語的。
🔊[発音:you can take a]
you can take a は「ユクンテイカ」のようなイメージになります。代名詞 you 助動詞 can 冠詞 a は、文中では強勢が置かれない単語のため、速く短く弱く低い音で発音されます。 一方、 動詞 take は強勢が置かれ、より長く高い音で発音されるので、よりはっきり聞こえてくる。 この文では you can は速く短く「ユクン」take a はつながって 「テイカ」 のように発音される。このように、 弱く発音される単語 が連続すると聞き取りが特に難しくなります。 弱くなったときの発音に慣れれば、 リスニング力がぐんと上がります。
✅ 丸っと覚えよう!
文中で強勢の置かれない語に注目しよう。
Can you[⭕クニュ ❌キャン・ユー] give this to your[⭕ タユ ❌トゥ・ユー ] mother?:これをお母様に渡してくれますか?
I’ll[⭕アォ ❌アイル ] call you when we’re[⭕ウェンウァ ❌ウィアー ] at the[⭕エッタ ❌アット・ザ ] restaurant.:私たちがレストランに着いたら連絡します。
🏷️おさらいクイズ ①:ブリュワリー店員
We know all the different beers, and we can give you guidance.:スタッフは色んなビールを熟知しているので、アドバイスできますよ。
🔊[発音]and we can には強制を置かないので速く弱くあいまいに。次の give をはっきりと発音します。
🏷️おさらいクイズ ②:観光案内所のスタッフ
We have ten breweries and counting, and we even have a brewery map that I can share with you.:ブリュワリーは10軒あって今も増え続けているんです。 ブリュワリーマップもあるのでお渡しできますよ。
🔊[発音]that I can には強制を置かないので速く弱くあいまいに。次の share をはっきりと発音します。
📝 Listening Quiz ②
ー 一緒に使われる語の組み合わせ ー
強勢が置かれない英単語は、もともとはっきり発音されないうえ、会話ではさらに音がつながったり落ちたりするために、聞き取りが難しくなります。耳だけに頼って音を聞き取ろうとするだけでは限界があります。こうした音声変化の多い英語を正確に聞き取るには、文脈や文法から意味を推測することも大切ですが、もう1つ重要なコツがあります。 それは、よく使われる単語の組み合わせ[熟語やイディオム表現など]を丸ごと覚えておくことです。
〖ドラマの内容:一緒に使われる語の組み合わせ〗
サマー先生は、カリフォルニアのおいしいワインを手に入れたいと考えています。
Summer:I’m looking for a good, uh, local wine.
➡:地元のおいしいワインを探しています。
Staff:Absolutely. Um, we have our wines from California.
➡:かしこまりました。カリフォルニアのワインはこちらにあります。
Summer:Okay.
➡:はい。
Staff:Most of the wine regions are Sonoma, Mendocino, Napa-all up north, for the most part.
➡:ほとんどのワイン生産地はソノマ、メンドシーノ、ナパなど、ほぼ全て北のほうにあります。
🔖 Listening Quiz Point ②
Most of the wine regions are Sonoma, Mendocino, Napa ― all up north, for the most part.
➡:ほとんどのワイン生産地はソノマ、メンドシーノ、ナパなど、ほぼ全て北のほうにあります。
🔍 Listening Quiz Point ② 解説
Most of the ~ は「~のほとんどの場合は」とか「大抵は」という意味の定番のフレーズです。イディオム表現なので、ひとカタマリで覚えておきましょう。直訳すると「ワイン地域のほとんどは ソノマ、メンドシーノ、ナパです」 だが、 文法的にま間違っていませんが、The main wine regions are Sonoma, Mendocino, and Napa. 「主なワインの産地はソノマ、メンドシーノ、ナパです」の方がより自然な文法だといえます。
region:地域/地帯/地方
up north: 北に/北上して
for the most part:ほとんどの場合/大抵は
定番のフレーズなのでひとカタマリで覚えましょう。大方そうではあるが、100%ではないというニュアンスが含まれています。
🔊[発音:of the]
of the は、文中で強勢が置かれない語のため、 非常に速く短く弱く発音《 あいまいな[シュワ音 (ə) ]》される。 こうした語は音声変化もしやすく、例えば of の語尾の v の音が落ちることもある。 そ の結果、 of the は 「ァダ」 のように聞こえます。 弱くなった音を聞き取るには most of the ~「~のほとんどは」のような、イディオム表現を覚えていくことです。 most は強勢が置かれるためはっきり聞こえるが、そのあとに 「ァダ」のような 音が続くと、 most of the だと推測できるようになる。
🔊[発音:for the]
for と the も、文中で強勢が置かれないため、 速く短く弱く発音され 「フダ」のように 聞こえる。for the most part も定番の決まり文句なので、この表現を知ってさえいれば、for the が聞き取れないとしても、文脈と音の流れから理解できるようになります。
✅ 丸っと覚えよう!
一緒に使われる語の組み合わせを押さえよう。
It’s closed because of[⭕ブカーザ ❌ビコーズ・オブ ]the holiday.:祝日なので閉まっています。
It takes an hour[⭕エナウァ ❌アン・アワー ]and a[⭕エナ ❌アンド・ア ] half[⭕ヘァフ ❌ハーフ ].:1時間半かかります。
🏷️おさらいクイズ ①:カフェ店員
And then just date of birth and signature.:そして生年月日とサインをお願いします。
🔊[発音]And then「それから」や、date の後に続く of を意識しましょう。
🏷️おさらいクイズ ②:2観光案内所のスタッフ
During the time I'd like to share some of my love for the city of LA.:このツアー中に僕のLA愛についてもお伝えさせてください。
🔊[発音]特定された名詞が後ろにくるときの some of「一部の~/いつかの」や for the を意識しましょう。
🔷🔹 会話が続く!リアル旅会話 フレーズ備忘録 🔹🔷
pier:桟橋/埠頭
guidance:指導/助言/アドバイス/誘導
counting:増え続けている
counting は「数を数える」ですが、この場合は、10の醸造所があって、それが今もなお増え続けているという意味で使っています。
count の現在分詞形、または名詞
share with you:共有する
《[share A with B]の型で「A を B と共有する」とか「A を Bに話す・伝える」》という使い方をすることができます。
during the time:その期間中ずっと/その間
during:期間/その間ずっと
during the week:平日
I'd like:~をさせてください
I'd like は I would like の短縮形で《[I'd like + 人・物 ~ ]の型で「人・物 を~でお願いします =~をさせて欲しい」》という、相手にお願いをするときのフレーズで、want を使うよりも、丁寧な言い回しになります。仮定法過去を表すwould「たぶん~だろう」に like「〜が好き=〜がしたい」を使うことで would like には「たぶん~がしたいと思います」というニュアンスが含まれた、直接すぎない言い回しになります。
I'd like my coffee black.:コーヒーはブラックでお願いします。《即レス英会話74》
You’d like《英会話フィーリングリッシュL76》
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