会話が続く!リアル旅会話 9月度
WEEK1:カタカナのわな ✈[知っているのに聞き取れない単語(2)]
《聞き取り力アップ大作戦!》
今月は聞き取り力アップ大作戦。サマー先生直伝のポイントをマスターすればネイティブの英語がグッと理解しやすくなりますよ。
📝 Listening Quiz ①
ー カタカナの余分な母音に注意! ー
英語のカタカナ読みには、実際の英語にはない余分な母音が含まれていることが多いです。その理由の1つは、英語では子音で終わる単語が多いのに対して、日本語は(「ン」で終わる単語以外)基本的に母音で終わるためです。例えば、日本語の「カ(ka)キ(kI)ク(ku)、ケ(ke)コ(ko)」は、子音のkの音のあとに母音の「ア(a)イ(1)ウ (u)エ(e)オ(o)」の音が必ず続きます。このように、カタカナで k のような子音のみを正確に表すことはできません。余分な母音が入ったカタカナ読みに慣れていると、実際の英語が非常に速く短く感じ、聞き取れないこともあります。余分な母音のない発音に慣れていきましょう!
〖ドラマの内容〗
ロサンゼルスにはセンスのいい素敵なカフェが沢山あります。サマー先生が立ち寄ったのはゆったりとした雰囲気の開放的なカフェ。子供連れのお客さんにも人気です。今回はこのカフェでの一コマ。店員さんがカフェのオリジナルグッズについて教えてくれたシーン《WEEK2:At a café ✈[カフェでグッズがあるか聞く]》から出題です。
Staff:Uh, down here, we have some phone bags. So these are for you to carry your phone around, uh, if you don’t want to keep it in your purse or your pocket.
➡:下のほうにスマホ用のバッグがあります。これは携帯電話を持ち歩くためのものですよ、ポーチやポケットに入れたくないときに使えます。
🔖 Listening Quiz Point ①
So these are for you to carry your phone around, uh, if you don’t want to keep it in your purse or your pocket.
➡:これは携帯電話を持ち歩くためのものですよ、カバンやポケットに入れたくなければ。
🔍 Listening Quiz Point ① 解説
《[these are for you to ~]の型で「これらは(あなたが)~するためのものです」》という意味で使っています。These are for you. だけで「こちらどうぞ」という使い方もできます。
You don't want to ~ は「~しない方がいいよ」というアドバイスで使われる言い回しです。if が付いて《[If you don’t want to に]の型になると「~したくなければ」》というフレーズになります。
carry around:持ち歩く
keep it in ~:~を保管・保存する/~を入れておく
purse:ハンドバッグ
女性が使うハンドバッグのことです。大きさ的にカバンの中に入る大きさで手持ちのハンドバッグやポーチ、小銭入れのようなものを指します。
🔊[発音:pocket]
単語の語尾のtの発音に注目。pocket は日本語でカタカナの「ポケット」では、語尾が「ト」と表記される。しかし「ト」と発音すると、英語本来の音とはかなり違ってしまいます。カタカナでは英語の t に最も近い音は、とても弱くあいまいに発音した「トゥ」になります。また、語尾の t の音は落ちることが多いため「パーケッ」のような発音になることもあります。
〖æ:エとアの中間音〗
æ は「エ」から「ア」にすばやく動かして「ェア」のようなイメージで発音します。
例えば apple はカタカナ読みでは「アップル」ですが、実際の音は「エアポ」に近くなります。
〖 ɪ:エとイの中間音〗
この音は日本語の「イ」とは違い、もう少し口をリラックスして発音し、「イ」と「エ」の中間のような響きを持っています。「イ」よりも横に口を開きながら「エ」の音に近いイメージで。
✅ 丸っと覚えよう!
子音のあとに余分な母音は入りません!
You can start[⭕ スタゥトゥ ❌ スタート] right[⭕ライトゥ ❌ ライト] now!:今すぐ始められるよ!
I’m busy on the first[⭕ フーストゥ ❌ファースト]and second[⭕セカンドゥ ❌セカンド]:1日と2日は忙しいんだ。
🏷️おさらいクイズ ①:自転車レンタル店の店員
Staff:Uh, so it's 39162, which is gonna be the code.
➡:39162が暗証番号になります。
🔊[発音:code]「コード」ではなく「コウドゥ」
🏷️おさらいクイズ ②:自転車レンタル店にいるサマー先生
Summer:What's a hybrid?
➡:ハイブリッドってなんですか?
🔊[発音:hybrid]「ハイブリッド」ではなく「ハイブェドゥ」
📝 Listening Quiz ②
ー 子音の連結は一気に発音!レ ー
英語には日本語には存在しない「子音の連結」が頻繁に登場します。英語ではこのように連続する子音を一気に発音するため、例えば strong の str のように連続した子音を含む単語でも、1つの音のカタマリで発音します。一方カタカナでは、子音ごとに母音が入ります。そのため、strong は「ストロング(su-to-ron-gu)」のように、子音と子音の間に余分な母音がたくさん入り、単語のリズムや発音のスピードが実際の英語と大きく異なることになります。今回は一気に発音する子音の連結を意識しましょう。
〖ドラマの内容〗
自転車レンタル店《WEEK4:At a bike shop ✈[自転車レンタル店で高さを調節できるか聞く]》で自転車を選んだサマー先生。定員さんに操作方法を尋ねました。
Summer:Is there anything I should know about it?
➡:他に何か知っておいたほうがいいことはありますか?
Staff:Uh, just the gears are here. So one to seven.
➡:ギアがここにあります。1から7までです。
Summer:So this is gonna be the lowest. So that’s going uphill, and then that’ll be going downhill.
➡:ここがいちばん低いギアで。こっち(1)が上り坂用。そしてこっち(7)が下り坂用にになります。
Staff:Okay.
➡:わかりました。
Summer:Pull both brakes at the same time.
➡:両方のブレーキを同時に握ってください。
🔖 Listening Quiz Point ②
Pull both brakes at the same time.
➡:両方のブレーキを同時に握ってください。
🔍 Listening Quiz Point ② 解説
pull both brakes は「両方のブレーキを引いて」at the same time は「同時に」という意味で、ここでは、自転車の操作説明で使われていています。
both:両方/双方
🔊[発音:brakes]
語頭に b と r が続き、語尾に k と s が連続しているこのような子音の連結は、日本語に少なく、特に[b、p、k、g]などの子音のあとに r や l の子音が続く発音は、日本人にはかなり聞き取りづらく感じます。brakes のカタカナ表記は「ブレイクス (bu-re-i-ku-su)」だが、実際の英語には u は含まれない。英語ではひとまとまりで一気に発音されるため bra の部分は「ブ」を非常に速く軽く添えるように「ブェイ」kes の部分は非常に速い「クス」のようなイメージに。英語では子音が連続して発音されるため、カタカナ読みに比べて全体的に速く短く聞こえます。
✅ 丸っと覚えよう!
子音の連結は一気に発音される!
I clicked[⭕ クリクトゥ ❌クリックド]the print[⭕ プリントゥ❌プリント]button, but it didn’t work.:印刷ボタンをクリックしましたが、印刷できませんでした。
I asked[⭕ エァスクトゥ ❌アスクド]her and she explained[⭕ エクスプレインドゥ ❌エクスプレインド]it to me.:彼女に聞いたら、説明してくれました。
🏷️おさらいクイズ ①:ハイキングツアーのガイド
Staff:On a clear day like this, we're seeing all the way down to San Pedro... Port of Long Beach...
➡:こんなに晴れた日には、サンペドロやロングビーチ港までずっと見渡せますよ。
🔊[発音:clear]「クリアー」ではなく「クリウ」
🏷️おさらいクイズ ②:レーズン店でのサマー先生
Summer:You guys grow grapes?
➡:ぶどうを栽培しているんですか?
🔊[発音:grapes]「グレイプス」ではなく「グウェイプス」
🔷🔹 会話が続く!リアル旅会話 フレーズ備忘録 🔹🔷
gonna be ~:~になります
It’s gonna be ~ で「~になるよ」という意味で口語で使われるカジュアル表現です。gonna は going to の口語的表現です。 going to は「~になる」という意味ですが、口語でくだけて gonna となると「~になるよ」というニュアンスになります。
Is there anything ~?:何か何か~はありますか?
Is there anything you can't eat?:食べられない物は何かありますか?《即レス英会話10》
Is there anywhere to eat in walking distance?:歩ける距離で食事ができる場所はありますか?《会話が続く!リアル旅会話6》
Is there anything I can do in half a day? :半日でできることはありますか?《会話が続く!リアル旅会話14》
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