英会話定番レシピ 11月度
[発言権を取り返す]
Do you mind? I haven't finished. :ちょっといいですか?まだ話し終わっていません。
📝 今回のドラマ
副大統領候補の討論会がテレビ中継されています。両者譲らずの丁々発止の議論が行われているようです。
Green : Senator Brown. The next question will go to you first. How will you fix the economy?
➡ : ブラウン上院議員。次の質問はあなたからお尋ねします。どのようにして経済を立て直しますか?
Brown : Thank you, Tom. It's clear that we need to create new jobs, through technology and...
➡ : ありがとうございます、トム。テクノロジーを通じて、新しい雇用を創出する必要があるのは明らかですし...
Spencer : Oh, we've heard this same story a thousand times...
➡ : ああ、同じ話を何度も聞いたことがあります...。
Brown : Do you mind? I haven't finished.
➡ : ちょっといいですか?まだ話し終わっていません。
Spencer: But nobody wants...
➡ : しかし誰もそんなことを求めては…
Brown : If I could just finish my point.
➡ : 私の主張を最後まで言わせて下さい。
🔻🔻 英会話定番レシピ 今回の基本レシピ 🔻🔻
Do you mind? I haven't finished. :ちょっといいですか?まだ話し終わっていません。
Do you mind~?で「あなたは~を気にしますか?」です。ここでの Do you mind? は Do you mind not interrupting? を省略したもので、「あなたは私の発言を気にしますか?」つまり「話の邪魔をしないで/遮らないでもらえますか?」ということです。
今週のテーマは相手の話を遮断して、自分の意見を言うというフレーズを学びましたが、時には自分が遮られる側になることもあります。その時に相手の遮り方に配慮がない場合、今回のフレーズでビシッと言いましょう。
✅ 英会話定番レシピ アレンジ編
If I could just finish...:最後までやり遂げられれば...。
I hear you, and I will certainly address that point later. :この点については、後で必ず言及します。
Could I ask you to hold any question until I've finished.:私の話が終わるまで、質問を控えていただけますか?
✅ 英会話定番レシピを使ってみよう
A : I don't mean to be rude, but you...
B : Do you mind? I haven't finished.
A : Oh, sorry. Go on.
🔷🔹 英会話定番レシピ ダイアルログを深く理解しよう 🔹🔷
📘【It…that~】
It's clear that we need to create new jobs, through technology and... :新しい雇用を創出する必要があるのは明らかですし...
ここでの It は[形式主語]といって「形だけの主語」で、《[It…that~ ]の型で「〜なのは…です」》という言い回しになります。英語の語順には [説明ルール:説明は後ろに置く]なので、本当の主語は that 以降にあります。It's clear「それは明らかです」と言い切ってから that 以降で[明らかなこと=we need to create new jobs, through technology and...]と説明をしています。
clear は「明らか/くっきり」create は「(今までにないものを)作る」という意味なので create new jobs で「新しい雇用を産み出す」throughは「通じて」です。
it と that の間に入る形容詞は「客観的に見て事実である」ことがらを入れるので今回のclear の他に apparent「一目瞭然/(見た目に)明らか」likely「おそらく」 が使われます。
It…that~ が「実際の話」を表すのに対して、同じ[形式主語]で表す It…tot~「…するのは〜です」の型は「仮定の話」になります。
🔷🔹 英会話定番レシピ フレーズ備忘録 🔹🔷
Senator :上院議員
fix the economy:経済を立て直す
fix は「(問題などを)解決する/修復する」 economyは「経済」
thousand times:何千回/何度も何度も
If I could just finish:ちょっと最後まで言わせていただければ
相手に途中で発言を遮られた状況で、自分の発言を続ける際に使えるフレーズです。could で丁寧な感触と just 「ちょっと」を使うことで、控えめなニュアンスになっています。
I hear you:あなたの言いたいことは分かります。
直訳すると「私は、あなたを聞く」です。つまり「私はあなたの言うことが聞こえています=あなたの言いたいことが分かります」という時の定番のフレーズです。
相手に相槌を打つ時などに「そうだね」とか「なるほど」のようなニュアンスで使うこともできます。
他にも I understand you とか、カジュアルな使い方では I get you や I get you what you're saying.もよく使われます。
certainly :必ず/確実に
address:(問題などを)取り上げる・言及する
address には色んな使い方がありますが、ここでの address は「(問題などを)取り上げる」または「言及する」という意味で使われています。
I don't mean to be rude, but…:失礼なことを言うつもりはありませんが…
I don't mean to ~「~するつもりはない」
rude「無礼な/不作法な」
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