英会話定番レシピ 7月度
[mustの確信・強い義務]
I must go now.:もう失礼しなければいけません。
📝 今回のドラマ
バーで会話しているフィオナとサイモン
Fiona: Thanks for a lovely evening, Simon. I had a great time.
➡:サイモン、素敵な夜をありがとう。とても楽しかったわ。
Simon: My pleasure, Fiona. How about one for the road?
➡:こちらこそ、フィオナ。最後にもう一杯どう?
Fiona: I'd love to, but I must go now, and I'll miss the last train.
➡: そうしたいけど、もう行かないと。終電を逃しちゃいそう。
Simon: Goodness! I didn't realize it was so late.
➡:おおっと!こんなに遅いとは気づかなかった。
Fiona: Time wiles when you're having fun.
➡: 楽しんでいると、時間が経つの早いわね。
🔻🔻 英会話定番レシピ 今回の基本レシピ 🔻🔻
I must go now.:もう失礼しなければいけません。
「私はしなければならない、すぐに出ていくことを」ということです。must には[強い確信:〜に違いない]という意味と[義務:〜をしなければならない]という2つの意味があり、とても強い強制力があります。それは must には話し手の主観が含まれるからです。つまり I must go now. には「自信が絶対にそうしなければいけない」という主張が入っていることになります。例えばこれの主語を you にしてYou have to go now. となると「(あなたの状況はさておき)あなたはすぐに出るべきだ」という強制力を持っていることとなります。
must には過去形は無く、常に現在のことを言い表しています。同じ意味の have to には過去や未来のこと、また完了形でも使うことができます。また must not と否定形にすると強い禁止の意味を持ちます。
📘【must と have to ~ の違い 】
have to ~も must ~も、どちらも「~しなければならない」という意味です。この二つのニュアンスの違いは must には[話している人間の意思や命令など主観]が含まれるいるので[強制的で、相手を従わせる命令]や[必ずやるという自分の強い意志や主張]というニュアンスで使われ(自分の作った料理を前に)You must have some!「ぜひ食べて!」のように言ったりします。それに対して have to ~ には[個人的な意見や考えではなく、客観的な要素]なので[一般的で客観的な義務]つまり[そうせざるを得ない]という強制力が弱いニュアンスになります。
主観が含まれる must と客観的な have to ~ は、肯定文での違いは微妙ですが、否定文になると全く意味が違います。must not は「してはならない」とちょっと強めの意味を持ちます。ところが don't have to は「しなくてよい」という意味になり you need not.~「~する必要がない」と同じような意味になります。
また must は現在時制のみで、未来や過去を表すときには使いません。フォーマルな場面で使ったり、掲示板などの指示表示で使われたりします。
最近の傾向としては「~しなければならない」 must はあまり使われずに[have to /need to]などが多用されています。
📘【相手への強制度】
must > had better >have to >should > might want to
[丁寧]・・・強制感ない/行動を促す表現
you might want to ~ :~したほうがいいですよ
[おせっかいな感じになりがち]・・・やや強制感あり/やや威圧感あり。
you should ~: ~したほうがいい
[義務的で客観的]・・・強制感あり/威圧感あり/一般的にはこうである
you have to ~: ~したほうがいい
[話しての主観・上からの目線]・・・強めの強制感/強めの威圧感あり/やらないと不利益を被る
you must ~ :~すべきだ
you had better ~: ~したほうがいい
✅ 英会話定番レシピ:音読で文法を定着させよう
I must work overtime tonight.:今夜は残業しなければなりません。
You must get a visa to enter the US.:アメリカに入国するためにはビザを取得しなければなりません。
You mustn't talk loudly on the train.:電車の中で大きな声で話してはいけない。
That must be the pizza delivery guy.:あれはピザの配達員でしょう。
Kaya must have arrived home by now.:カヤはもう家に着いているはずです。
No breakfast or lunch? You must be starving.:朝食も昼食もとらないのか? お腹が空いているでしょう。
You must try Chris's brownies. They're delicious.:クリスのブラウニーをぜひ食べてみてください。美味しいですよ。
※ 「試してみなくちゃいけませんよ」という訳ですが「ぜひ食べて!」というニュアンスになります。 must は「~しなくてはならない」という使い方は最近はしません。
🔷🔹 英会話定番レシピ フレーズ備忘録 🔹🔷
one for the road:帰る前・帰りがけの一杯
I'd love to ~ : すごく〜したい/是非〜したい
I'd は I would の短縮形で、I'd love ~は「ぜひ~したい」とか「喜んで~したい」という意味で自分がしたいことを強調するフレーズです。I'd like to ~ も「~をしたい」ですが I'd love to ~ のほうが 「ぜひ~したい」という強い感情がのっています。目上の人や上司から何か提案をされたときや、誘われたときにも「是非〜させてください」というフォーマルな場面でも使うこともできます。省略して とも言えます。
miss the last train:終電を逃す
miss には「逃す/し損ねる」という意味もあります。
I missed the last train:終電を逃した
realize:気づく
Time wiles when you're having fun.:楽しいと時間が経つのは早い
「楽しいとあっという間だね」という意味です。このままひと塊りとで覚えておくと便利な定番のフレーズです。time「時」が fly「飛ぶ」なので、そのままTime fliesで「時間が経つのは早い」という意味になります。
file time flies like an arrow:光陰矢の如し
overtime:時間外労働/残業
loudly:大声で/騒々しい
starving:とてもお腹がすく/飢餓
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